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Have a rice day!
ニューズレター Vol. 10
目次:
弊社の商品について 北川
次回予告
生産記録について等 北川 等
弊社商品について
弊社もいよいよ新米時期。また新たな年が始まろうとしております。そこで弊社のおコメに関
して少しお話ししたいと考えます。 弊社はカリフォルニアの中でも極小さい精米所です。設立
当初からのモットーは「日本と殆ど変わらないおコメを日本人や日本のおコメを欲しいと考え
ておられる方々にお届けすること」です。海外にお住まいの日本人の方々に、町のおコメ屋さ
んのように身近で、安心してご飯を食べていただきたいと思い日夜精米をしております。おコ
メは工場でできる物ではありません。農家が春先種まきを行い、春から夏そして秋になるまで
丹念に育て上げたおコメを頂くのです。弊社の契約農家も日本のおコメに近づけるため栽培方
法や管理の方法を日夜研究しております。そしてカリフォルニアという恵まれた土地で農薬の
使用を制限し、安全なおコメに育て上げております。(栽培管理に関しましては次回お話しし
ます)そして乾燥へ。この乾燥の工程に関しましては少し前にお話ししておりますが、この段
階も非常に重要で、せっかく丹念に作り上げられたおコメでも乾燥がうまくいかなければ台無
しにしてしまう可能性が大いに有るわけです。そして精米。これが弊社ですが、単に精米し袋
詰めするのでは無く、弊社におコメが入るまでにいろいろな過程を経てくるわけですが、それ
ら過程でも最終製品のコンセプトを十分に理解していただき、これらの過程それぞれの段階で
の「努力」や「思い」を損なわずに消費者の皆様にお届けしたいと考えております。また弊社
ではあくまでも「日本のおコメと変わらない」、そのこだわりを持ち続けております。日本の
おコメの良さをお伝えしたいのです。昨今、豆腐にしても味噌にしても本来の形から離れつつ
ありましたが、また元の形に戻る方向に有ります。人工的な味付けではなく、また保存料など
の添加物を無くして行こうと言う物です。本来の味や形を大事にする方向です。単におなかを
太らせるだけでない、食欲を満足させるだけでないもう一段違う何かも満足させたいと言う気
持ちです。おいしいご飯を頂くことはその「もう一つの何か」に訴えることだと信じておりま
す。その何かは人によって異なるでしょう。ある人は日本にいた頃の「郷愁」かも知れません。
またある人にとっては単においしい物を頂いたときに起こる「至福の感情」かも知れません。
また、アメリカ人やその他の普段日本食を食べない方たちにとっては「異文化への招待」につ
ながるかも知れません。食は不思議な力を内包していると思います。また食は文化を運ぶとい
う意味でも、日本食の食材としての基本のおコメを守っていきたいと思っております。日本食
用のおコメはその他料理で食されているおコメと趣は大きく異なります。弊社では日本の品種
の物を中心に、「日本食に適するおコメ」という評価基準で選んだ原料を精米してお届けして
いきたいと思っております。皆様方にとっては取るに足らないことかも知れませんが、精米も
「細かく検査を行い」ながら行い、全てのロットを「食味検査」し(搬入された籾、精米工程
途中の精米、パッケージされた物と同じサンプルの各段階で)、包装もパレット積みでも「他
社よりもきれいに」、しかも「積み込みも確実に」を実践してきております。 今年も弊社では
また継続した設備投資を行っております。一昨年のカピカ研米機新設と籾すり機の更新、昨年
の精米機の更新、胚芽米設備の新設、玄米の粒精選設備更新に続きまして、今年の新設設備は
原料の精選の部分です。原料籾を精米棟に入れる前に、土のかたまりやわらなどを外で完全に
きれいにして、原料籾タンクに置いておきます。よりきれいな原料で精米を始めることにより、
より良い製品を作りやすくするためです。今年も田牧米シリーズの新米をご堪能下さい。
すでに皆様ご存じですが、それぞれ商品の特徴をもう一度以下お知らせいたします。
田牧米ゴールド
厳選された農家だけが作るコシヒカリ100%をパッケージしたゴールド。 お買い上げ
いただいたお客様から「アメリカに来て日本と変わらないおコメがたべられた」とい
うお礼状や日本に帰られた方々からも「アメリカで食べていたゴールドがおいしかっ
た」、またアメリカ人の方からも「こんなおコメを食べたことがなかった、おコメに
対する考えが変わった」等とお便りを頂くと本当にこの仕事をやっていて良かったと
思います。この秘密は弊社のみならず、契約している農家の皆さん、及び乾燥・貯蔵
所の努力の賜物だと思っております。農家グループは昨今絞り込みを行い、その中心
はサクラメント盆地の東側メリーズビルという町のはずれにある家族経営の農家グル
ープにお願いしております。このグループは弊社設立当初から弊社と契約を行い、特
に山裾に近く、水もシエラネバタ山系から届く水で、夏場は可成り暑く、収穫期に近
くなると昼夜間の温度差が大きくなる地域で栽培されております。収穫も適期を弊社
とモニターしながら細かく行っております。乾燥もこの農家グループが所有する乾燥
所を使い、ゆっくりとしかも確実に乾燥を行っております。 日本のコシヒカリの味わ
いを十分に引き継いだカリフォルニア産コシヒカリ。「粘り」、「粒感」、「こし」
どれをとっても日本のコシヒカリにひけを取らないと自負しております。
田牧米クラシック
ゴールド同様厳選された農家がつくるアキタコマチを中心に、普及版としてデザイン
したクラシック。 アキタコマチはコシヒカリの系列ですが、少し淡泊であっさりとし
た食味。カリフォルニアでは日本向けなどでコシヒカリよりも作りやすく、収量も少
し高いため栽培面積も大きくなっております。弊社は昨年までこの「コシヒカリより
もう少しカリフォルニアで一般的な日本種のおコメ」を広範な農家から購入しており
ました。しかし、ゴールド同様農家を絞り込み、良質原料を厳選してお届けすること
を更に進めました。食味や粘りは好みがあります。日本でもコシヒカリは断然根強い
人気が有りますが、アキタコマチも価格的にも手頃で、淡泊さも受けて消費は伸びて
おります。弊社はこのアキタコマチ中心にクラシックを展開しています。ただ経験的
にカリフォルニアのアキタコマチは春先を迎える頃から少し粘りや粒感が変わる傾向
が有ります。これは貯蔵の問題があるのかも知れませんが、弊社ではそれをカルヒカ
リというカリフォルニアで選別された日本種の短粒品種で補っております。新米から
春先まではできるだけアキタコマチの良さを強調し、春先からカルヒカリで粒感など
を調整する方向でブレンドしていきます。カルヒカリのブレンドは春先以降最大20
%と考えております。
弊社の精米技術で無理に削りすぎず、日本の縦型精米機で優しく精米。皆様に日本の味を
お届けしています。一生懸命作られた農家のおコメを無駄にすることなく、良い形でお客
様にお届けしたいと考えております。
今回はこの辺りで。
次回は「生産記録」についてお話しさせていただきます。
(北川正巳)
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