Have a rice day!

ニューズレター Vol. 13

目次:

アメリカの農業政策について      北川
ご飯の炊き方(要点)         マクファーランド

次回予告
   日本の農業 等 北川 等

はじめに

ニューズレターをお読みいただき有り難うございます。ニューズレターを始めて13号目、
昨年の1月にこの企画を始めて既に1年が経ちました。毎月発刊でぎりぎりまで書けない時
も有りましたが、何とか続けてこられました。皆様に読んで頂いているのだろうかとか、こ
んな稚拙な文章で良いのだろうか、こんな話題ご興味頂けるのだろうか等と色々と考えてお
りました。ただ弊社から何らかの働きかけや、話題提供、またこんな風に考えておりますよ
という話の出きる場所を作りたいと考えやってきました。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りま
すよう、よろしくお願い申し上げます。
今後はコメの話題だけでなく、農業全般、日本とアメリカなどの話題を取り上げていきたい
と思っております。また、ご意見等ございましたらご連絡頂ければ幸いです。

アメリカ農業政策について


5年ごとに見直されるアメリカの農業法、新しい農業法が2002年5月に「2002年農業法」
としてブッシュ大統領によって署名され、施行されました。農業に携わる人間にとってその国の
農業政策がどのようになるかは重要な問題です。農業はその他の事業とは異なり、国の政策で大
きく左右されるものです。特に生産に関してまで国が関わってくるので、方針によって農業者は
選択を迫られます。また農業者のみならず、農産物を取り扱う業者にとって非常に重要でありま
す。補助金、減反、生産調整、海外との競争補助、貿易上の施策と世界の貿易取引の運営の問題
で、生産者も取引業者も大きく動かされております。
それでは今回のアメリカ2002年農業法ではどのような意図や方向性が示されているのかをこ
の前の農業法96年法と比較して考えてみましょう。
96年農業法では、クリントン政権の元、双子の赤字を抱えていた時代、財政均衡は政府にとっ
て大きな課題でした。96−97年当時はどん底の農産物価格からはい上がり、市況が大変良く
なり始める頃でもありました。それに乗って、「Freedom to Farm」といったかけ声の元、市
場経済型の農業を目指す方向を採りました。「Decoupling」と言うことで農産物ごとの価格支
持政策を見直し、必要有れば所得補償を行っていく方向です。それによって作物ごとの生産調整
である減反政策は廃止され、作付けは自由となり、同時に作物ごとの補償を無くしていく方向と
なりました。世界的な動きにも乗せて補助金をできるだけ少なくし、財政支出を減らしていきま
した。
しかし、96年法を成立させた辺りから農産物価格が低迷を始め、97年以降また下降の一途を
たどりました。そして農民たちは「Safety-net」の必要性を叫び始めました。市場経済型の問
題点は農産物の価格や作付け面積を市場に左右させるという形であり、結果的に政府としては農
産物の価格や供給などを調整する機能は備えておりませんでした。現状アメリカの農産物は常に
世界の市場が相手であり、供給も買い手も全世界が対象となります。自国内だけの調整ではうま
くいきません。
そして、今度の2002年農業法ですが、ブッシュ政権は農産物価格の低迷と農業団体からの
「Safety-net」の圧力から、減反政策廃止のまま、先ず農家の所得補償を厚くしました。また、
農産物ごとの価格支持政策も戻し、政府の掲げる「Target Price」に対して不足が生じた場合、
不足払いを以前のように行うことにしました。そして以前からの農家の資材費支払いの助けとな
るローン(作物を政府に預け現金を手にする制度)も残し、販売促進策としてのマーケティング
ローンや輸出補助金も残しました。
2002年農業法は方針としては市場経済型から個別品目ごとの保護主義型に戻ったと言えるか
も知れません。そこで農産物流通に携わる物として今回の農業政策で危惧する点としては、減反
廃止のまま所得補償を厚くして、品目ごとにターゲットプライスを政府が決めてそれがかなわな
いときに政府が補償するという方向で有る限り、需給に関係なく生産が行われてしまうと言うこ
とです。農家は所得がある程度補償されれば市況によらずに自己の都合で作付けを決定すること
になります。極端に言えば、どの作物を作ればターゲットプライスに対して自分のリターンが最
大になるかが作付けの動機となるのです。ブッシュ政権が始まった当時は、クリントンから引き
継いだ正の遺産で税収は最高を更新、財政赤字もほぼ解消されると言われておりました。その当
時に作られた政策で有ったため、農業方向に十分な予算を割いて農業を保護し、世界的に強大な
農業・農産物を武器に世界に対して物申す方向を選択しておりました。この政策でアメリカの農
家は安定的にしかも安心して農業に打ち込めるのかも知れません。しかし、また世界的な不況の
陰が覆う中、バラ蒔きのように見える方針や生産の調整方法の無いこの方針は次回には確実に見
直されるのではないかと思われます。農業政策は非常に難しく、一筋縄ではいかないことは良く
わかりますが、実状をふまえてより効果的な政策を模索し続けてもらいたいと思います。

今回はこの辺りで。
次回は「日本の農業」についてお話しさせていただきます。
(北川正巳)

炊飯のポイント
Kaoru McFarland

洗米
すばやく水で洗い流す。(強く研いではいけない。)

水加減
計量カップ等を使い正確に計量
水の量はお米の量の1.2倍(標準)

浸せき
お米の芯にまで水を充分に吸わせる。
夏ム30分、冬ム1時間
* 浸せき時間の取れない時は30度位のぬるま湯を使う。
(10分程度で90%以上水を吸収する。)

炊飯
お米の表面を平らにする。
鍋:フタが重く厚手のものを使う。
  まず沸騰させ、沸騰してから弱火で13〜15分
  (加熱中フタを開けてはいけない。)
電気釜、ガス釜:お任せしましょう。IHスタイルのように大変優れたものも出回っています。

蒸らし
必要以上の蒸気を逃がし、米粒間の水分を均衡にさせるために15分程度蒸らす。
蒸らし機能がある炊飯器でも水蒸気を飛ばすために底からかき混ぜましょう。

保温、保存
ジャーでの保存は5時間位まで臭いや変色のもとになる。
レストラン:細菌の発生をふせぐために40度以上あるいは5度以下での保存
家庭:冷蔵庫での保存では味が変わってしまうので、ご飯一杯分位をラップに包み
冷凍庫にて保存。(保存期間3週間以内とする。)

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