Have a rice day!
ニューズレター Vol. 15
目次:
不耕起栽培について 北川
クラシック米 マクファーランド
次回予告
白米と胚芽米と玄米 等 北川 等
はじめに
すこし時期がはずれましたが、成人式頃の話題です。成人式を迎えるというのは
私にとっては可成り昔の話ですが、成人に成ると言うことについて面白い記述が
有りましたので少し紹介いたします。可成りミーハーな話で恐縮ですが、かの歌
姫「宇多田ひかる」のホームページでの記述です。彼女は16歳でセンセーショ
ナルにデビューして普通の16歳では無いと言うことは解っていましたが、彼女
の考え方には40代の私でさえ感心させられる精神の成熟度を持っていると思い
ます。彼女は成人することについて以下のように書いております。「現代社会の
仕組みの中では、大体それくらいの年齢から、今度は社会に貢献する立場に成る
のだってこと」そして社会的な責任が生じるとも、そして社会的責任とは「自分
が社会に、良い意味でも悪い意味でも影響を与えるという自覚」としています。
彼女は既にそれらに気づき行動をしているという点で成人していると考えられま
す(彼女の記述では16歳からそのようにさせられてきたと)。現在の大人には
大人に成りきれない人々があまりにも多いように感じることが多いものです。彼
女のように20歳前から可成り成熟している人もいると言うことで今後の世の中
も捨てた物ではないとも言えるかも知れません。最後に彼女の書き込みの中で感
動したフレーズを紹介して終わりにします。
「雨が降った次の日の朝、ただ『あー天気良いなあ、気分がいいなあ』だけじゃ
なくて、電車に乗った時に『あ、、、誰かがこの床の泥、夜中に掃除してくれた
んだな、、、』って思えて、それで一日学校や職場で頑張れたら最高じゃん。そ
ういうことがいい団体やいい国やいい世界につながって行くんだと思うんだけど
な。」
不耕起栽培について
最近日本の農業関係の記事で「不耕起」を見かけました。不耕起栽培で作るおコ
メや大豆が増えているとのこと。今回はその不耕起栽培についてお話しいたしま
す。
不耕起栽培は1970年代終わりから1980代にかけてアメリカで普及した考
え方で、持続的「Sustainability」、低投入「Low- Input」、野生動物生活圏
保護「Habitat Preservation」がうたい文句でした。そして当然合理的な農業
と言うことで普及していきました。現在アメリカのトウモロコシの20%、大豆
の30%はこの不耕起で栽培されております。さて、かけ声は解りますがどうし
て普及していったのでしょうか。それには中西部を中心にした切実な問題が背景
に有りました。それは表土の流亡です。秋や春先収穫が終わった畑では作物の残
さの後始末と次の作物の作付けの準備のために耕起が慣行的に行われていました。
しかし、耕起された表土は軽く、少しの雨や風で流され吹き飛ばされるという深
刻な問題となっておりました。これはアメリカでは塩害と同じくらい深刻な問題
で、耕作可能面積が年々消失するというアメリカの一大産業を揺り動かす大きな
問題でした。そこで開発されたのが「不耕起」でした。通常農家や家庭菜園を行
う人々にとって土を耕すというのは基本中の基本だと考えられます。そしてこれ
は全く逆の考え方でした。先ずはこの技術に疑問を抱く人が多かったのは容易に
想像できます。しかし、実際に不耕起にしてみると色々な利点が出てくることが
解ったのです。不耕起で栽培しても収量は減らないと言うことや、逆に農薬や肥
料が制限でき、しかも耕す手間も無くなると言う物でした。そして表題となる持
続的とか低投入とか野生動物の保護につながると言われて普及していったのです。
この普及の背後にはまた面白い事実があります。不耕起にすれば耕さないのでそ
こに生えている雑草の問題が出てきます。色々な雑草の防除法が考えられ、播種
前に除草剤を播き、株間にディスクで切り込みを入れながらその隙間に播種して
いく方法が一般的ですが、一番の解決法は汎用性の除草剤(ラウンドアップ)と
それに耐性のあるトウモロコシや大豆の品種(ラウンドアップレディという遺伝
子組み替え作物)の開発でした。これによって土壌の流亡を解決しながら低投入、
持続的、環境保護という課題を乗り越えたのです。すこし心理的に複雑ですね。
さて、日本の不耕起に関してですが、日本では動機が少し違うように感じました。
農家の労働力の問題です。日本の農業従事者の平均年齢は既に60歳を超えてい
ると言われています。普通の企業では定年という年齢に近いと思います。そうい
った方々が日本の農業を支えておられるのです。そこで労働力を如何に減らすか、
省力でできないかと言うことが大きな課題となります。また、農産物の価格が下
がっており、どこかで経費の削減ができないかと言うことです。日本の農業は稲
作が大きな部分を占めています。ここでの問題解決は日本の農業の問題解決につ
ながります。そしてその不耕起農法は各地で様々な形で実験され実用化されてい
きました。或る地域では田植えをする苗の作り方を工夫する。或る地域では乾田
直播きで行う。色々な方法が存在しているようです。そして効果はアメリカと同
様、低投入、持続的、そして生物相の復元でした。不耕起の田圃には冬の渡り鳥
が飛来し、田圃には様々な生物が息づき始めたと言うことです。その生物相によ
り薬品の使用頻度が減り、もっと野生動物が戻り好循環に入っていったと言うこ
とです。
カリフォルニアの水田は現在焼き畑の禁止により、収穫後から水を張り、残さを
腐らせ、翌春にすき込みます。そしてこちらも多くの水鳥が飛来し、自然との共
生を感じることができます。ただ、アメリカの場合は一部収益面や趣味で、ハン
ティングのために冬場田圃に水を張っている事も有りますが。
今回はこの辺りで。
次回は「白米、胚芽米、玄米」についてお話しさせていただきます。
(北川正巳)
クラシック米
Kaoru McFarland
おこめの好みは人それぞれ。甘味を重視する人、粘り、あるいはあっさり感。十人
十色です。
バランスの良い、あっさりとした食味、これがクラシック米(あきたこまち)の特
徴のひとつです。あきたこまちはバランスの良い、このあっさりとした食感でどん
な食材でも受け止める力強さと、それらを引き立てる包容力を併せ持っていると言
われております。そして炊飯器を開けた時の、炊きあがりのあの白いツヤ。食欲を
そそることこの上なしですね。今年のクラシック米は良質原料を厳選してお届けし
ます。皆様も今年のクラシック米を是非味わってみて下さい。私共が言葉で飾り立
てるよりも一度食べて頂ければ、新米クラシック米のそのおいしさがわかっていた
だけるはずです。
今年の新米から、SFの小売店でクラシック米販売に特に力を入れて下さっていると
ころがございます。デモをし、お客様にそのおいしさを紹介して下さいました。日
本人だけではなく、いろいろな人種にクラシック米のおいしさをわかっていただい
たようです。中でも最も多く購入して下さったのが若い中国系アメリカ人でした。
親の世代はカルローズ米を食べているそうですが、自分達はもっとおいしいおこめ
を食べたいのだそうです。弊社クラシック米、味の面でも、価格の面でも合格だっ
たようです。
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